- 波止ナイトメバリングゲームで25.5cm頭にメバル9匹 ワインドで手中 投稿日 2022年3月9日 17:00:48 (TSURINEWS)
足繁くホームグラウンドである兵庫県大蔵海岸へメバリングに通う筆者。自己記録更新となる25.5cmをキャッチした満足釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森英雄)
冬の好ターゲット「メバル」
真冬のこの時季、ぼくの住む瀬戸内・明石海峡では海水温が10℃を切り、釣り物が極端に少なくなる。休日には釣り場に立たないと我慢できないという釣り中毒のぼくにとってはつらい季節だが、真冬にそんな釣り師の相手をしてくれるありがたい魚のひとつがメバルだ。
ぼくも1月からメバリングタックルを持ってホームグラウンドの大蔵海岸にせっせと通い出した。ぼくのメバリング歴はまだ浅く、あまり大した釣果もあげていないが、とりあえず1月は数では一晩で22匹、型では21cmが最大という結果だった。
型狙いのメバリングゲーム
さらに多くのメバル、よりデカいメバルを求めて2月9日、夕食を摂るのもそこそこにメバリングタックルを持って大蔵海岸へと出かけた。
当日のタックル
メバリングタックルはジグ単用とフロートリグ用の2タックルをいつも持ち込んでいる。メインライン(PEライン)とリーダーは両タックルとも同じものである。
当日の釣行時間は19時30分~翌5時00分、潮汐は小潮3日目だ。釣るポイントは大蔵海岸「龍の湯」前の護岸一帯とした。
アタるも乗らず
いつものように、まずはジグ単で届く範囲のチェックから釣り開始。1.2gのジグヘッドに2inch・ピンクグローカラーのワームをセットし、右に左に正面にと投げ分けてメバルのアタリを探る。
ハイシーズンには多くの釣り人で賑わい、釣り座を確保するのも一苦労の大蔵海岸も、真冬の2月、しかも平日の夜とあってガラガラ。どこへでも投げ放題・探り放題である。
あっちへこっちへとワームをキャストすること数投目。スローリトリーブする手にカツカツッというメバルのアタリが伝わってきた。アワセは入れずにそのままリトリーブを続けるが、喰い込むまでには至らない。
15cm前後のメバル登場
もう一度同じところにキャスト。ゆっくりとリトリーブしてくるが今度はアタリが無い。次は少し左にキャストしてスローリトリーブ。2、3回リールを巻いたところでアタリが出た。
そのままリトリーブを続けると今度はロッドティップが引き込まれた。軽くアワセを入れてリールを巻き始める。魚がコンコンと頭を振る感触が心地よい。
ラインテンションを抜かないように注意しながら魚を寄せ、波止へと抜き上げた。15cm前後といったところだろう。
アタリ続かず移動
釣り始めてすぐの釣果にテンションは上がるが、すぐに釣れた時は後が続かないというのもままあることだ。そうならないようにと願いながらワームを投げ返す。しかし……。
どうやらその「ままあること」に今日は当てはまってしまったようだ。どこに投げても、ワームの種類を変えても、カラーを変えても、まったく反応が無くなった。しばらくはジグ単で粘ってみたが、どうにもメバルのアタリが無いので少しポイントを移動。ここでよりスローに誘えるフロートリグを試してみることにした。
フロートリグで追釣
フロートリグ用のロッドに持ち替え、0.3gのジグヘッドに1.5inch・クリアレッドフレークカラーのワームをセットしてキャストする。仕掛けを潮に乗せて流しながらゆっくりとリトリーブ。3分の1ぐらい仕掛けを寄せたところでカツカツッというメバルのアタリが出た。
ポイント移動正解!フロートリグ正解!思わず心の中でつぶやくが魚はハリ掛かりしない。もう一度同じところにキャストし、同じコースを流していく。
するとやはり同じあたりでカツカツッというアタリがあり、グンッと竿先が持っていかれた。軽く手首を返してアワセを入れ、リールを巻き始める。遠くで掛けたので魚を寄せて来る間はバレないようにとハラハラだ。慎重にリールを巻いて波止へと抜き上げた。
やはり15cm前後。今の大蔵海岸で釣れるメバルのレギュラーサイズだ。
ワインド釣法に変更
ポイント移動して1投目で釣れたのは良かったが、「すぐに釣れた時は……」という嫌な予感が頭をよぎる。そしてその予感は見事に的中し、またしてもうんともすんとも言わない時間が続いた。仕方がない。こうなれば「釣れないときのワインド頼み」だ。
もう一度ジグ単用のロッドに持ち替え、ダート用のジグヘッド1.5gに2inch・パールホワイトカラーの、やはりダート用のワームをセット。これまではキャスト後すぐにりリトリーブを始めて表層を探っていたが、今度はフルキャストした後、ボトムまでワームを沈める。そこからチョンチョン、チョンチョンと軽くワームをダートさせながらリールを巻いてくる。
早々に2連発
チョンチョン・フォールを、チョンチョンチョン・フォールにしたり、チョンチョンチョンチョン・フォ~~ルにしたりと変化を加えながらワームをダート。ボトムから巻き始めた仕掛けが中層よりも上に来たあたりで、チョンチョン・フォールの後のチョンでグンッと魚の重みを感じた。
これも15cm前後のメバルだった。すぐに仕掛けを投げ返す。魚もすぐに応えてくれた。
ドラグ出す個体がヒット
ここまですぐに1匹目は釣れるものの後が続かなかったが、やはりワインドは強い。
そんなことを思いながら仕掛けを投げ返す。しかしさすがに3匹連続とはいかず、4投目、5投目も空振り。ワインドよ、お前もか……!?嫌~な予感を振り払うようにワームをフルキャスト。ボトムまで沈めてダートを開始する。
チョンチョン・フォール、チョンチョンチョン・フォール、チョ~ンチョ~ンチョ~ン・フォール。やはり中層よりも上あたりまでワームをダートさせてきた時、フォールの次のチョンで竿先にグンッと魚の重みが乗った。
そのままロッドをさらに上へと突き上げてアワセを入れる。と同時にジジッというドラグが鳴る音が聞こえた。「あれ?どうしたんだ?」15cm前後のメバルばかり釣っていたので、とっさには状況が飲み込めない。そうするうちにも魚は抵抗を始める。
手元に伝わるガンガンという強く大きい頭の振り方、重量感がこれまでの魚とは比べ物にならない。「良型のメバルだ!」ようやく状況を理解しリールをグリグリと巻き始める。ドラグの音が耳に心地良い。
25.5cmメバル登場
2回、3回とポンピングして魚を寄せたところでリールを巻く手を止め、ドラグを少し締める。足元まで来た魚は水面でバシャバシャと暴れている。もう一度ドラグを締め、できるだけリールにラインを巻き込んでから一気に波止へと抜き上げた。
ドサッという鈍い音を立てて波止の上に横たわった魚は肩の辺りが盛り上がり、分厚く、長い。
すぐにメジャーを当てて計測すると25.5cm。これまでエサ釣り(エビ撒き釣り)で釣ったメバルの記録が25cm、メバリングで釣った記録が24.5cmだったので、自己記録更新のメバルだった。
最終釣果&今後の展望
その後、再度リトリーブの釣り、フロートリグの釣りを試して4匹のメバルを追加。最終匹数は9匹、大きさはもちろん25.5cmが最大という釣果となった。
最初にも書いた通り、2月には10℃を切る海水温も3月に入ると徐々に上がり始める。メバルの活性も上がり、またこの頃から産卵から回復した個体が釣れ出す。これからが数・型ともに狙えるメバリングのベストシーズン。しばらくはメバリングタックルを持って大蔵海岸通いが続きそうだ。
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<森英雄/TSURINEWSライター>
大蔵海岸
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