- ヤリイカの釣り方をマスターしよう!船釣りでヤリイカを釣る方法 投稿日 2022年3月10日 14:28:46 (FISHING JAPAN)
ヤリイカの釣り方をマスターしよう!船釣りでヤリイカを釣る方法
ヤリイカは、近年船釣りの中でとても人気の高いターゲットになっています。
簡単に狙えることに加え、食べると甘くて美味しく、リピーターが増え続けているのも肯けますね。
ヤリイカの船釣りでは専用の仕掛けを用いる釣り方になるので、初心者の方が単独でおこなうのは少し難しいでしょう。
アタリが分かりにくいこともあるので、まずはヤリイカ釣りの基本的な知識を学んでから、信頼できる釣り船に乗り込んでレクチャーを受けることが大切です。
今回は、ヤリイカ釣りに必要なタックルと、船から狙うヤリイカの釣り方について解説します!
ヤリイカの船釣りに必要なタックルとは?
ヤリイカの場合アオリイカやコウイカなどに比べ、水深の深いポイントを探ることになるため、専用のタックルを用意するのが望ましいと言われています。
ここでは、基本のタックルとなるロッド、リール、ラインについてご紹介します。
ロッド
ヤリイカの船釣りには、アタリが取りやすい感度の良いロッドが適しています。
そのため、ヤリイカ専用ロッドはブランクスの部分がある程度硬く、取り回ししやすい長さに作られています。
ビシアジロッドや中深場ロッドなどでも代用は可能ですが、その場合は120~150号のオモリでも扱うことができ、2m程度までの長さの操作しやすいロッドを選ぶようにしましょう。
ヤリイカの船釣りにおすすめのロッドはこちら!
アブガルシア(Abu Garcia) ヤリイカ ロッド ベイト 黒船 KYIC-170MH 8:2先調子 船釣 釣り竿 船竿 ヤリイカ
【全長】1.7m
【オモリ負荷】80~150号
プロックス (PROX) CX攻技ヤリイカ CXSYM150 M-150
【全長】1.5m
【オモリ負荷】80~150号
ダイワ(DAIWA) 船竿 夜イカ X 64 MH-235 釣り竿
【全長】2.35g
【オモリ負荷】60~120号
リール
リールは、深場にいるヤリイカでも狙える中型の電動リールがおすすめです。
手持ちでシャクるときに負荷にならない重さで、PEラインの3~5号を300m以上巻けるものを選びましょう。
ヤリイカの船釣りにおすすめのリールはこちら!
OGK(オージーケー) リール シグマキャスト SC100
【自重】625g
【糸巻量】4号-400m、5号-350m、6号-300m
シマノ(SHIMANO) 電動リール 20 ビーストマスター 1000EJ 電動ジギング 船釣り ヤリイカ スルメイカ ヒラマサ ブリ
【自重】700g
【糸巻量】3号-400m、4号-300m、5号-230m
シマノ(SHIMANO) 電動リール 16 フォースマスター 2000 右ハンドル
【自重】685g
【糸巻量】3号-500m、4号-400m、5号-300m
ライン
ヤリイカの船釣りには、PEラインの3~4号を使用します。
オマツリなどのライントラブルを防ぐために、ポイントの水深よりも長めに、最低でも300mは巻いておきましょう。
ヤリイカの船釣りにおすすめのラインはこちら!
クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 300m 3.0号 48lb(21.8㎏) 5色分け
【全長】300m
【号数】3.0号
シマノ(SHIMANO) PEライン タナトル8 300m 4.0号 67.8lb PL-F78R 釣り糸
【全長】300m
【号数】4.0号
船のヤリイカ釣りに用いる仕掛けは2パターンある!
タックルを揃えたら、次は仕掛けを用意していきましょう。
ヤリイカの船釣りでは、日中なら水深100~200mの深いポイントを探るため、120~150号のオモリをぶら下げる仕掛けを使用します。
船釣りでは特に、ボトム付近に漂っている細長くて足の短いヤリイカを、バラシを抑えながら効率よく獲っていける仕掛けを選ぶようにしましょう。
船から狙うヤリイカ釣りで主に用いられる仕掛けには、胴付き仕掛けとイカメタルの2パターンがあります。
それぞれの釣り方について、詳しく見ていきましょう。
胴付き仕掛けでヤリイカを釣る!
胴付き仕掛けとは、オモリを一番下に付けて底取りをしやすくした仕掛けのことです。
胴突き仕掛けでは、仕掛けの幹糸から枝スが伸びている通称・ブランコ仕掛けと、枝スのない直結仕掛けの2つが代表的です。
ブランコ仕掛けのメリットとしては、取り込みやすくてバレにくい点ですが、サバが掛かりやすいのが難点でしょう。
一方、直結仕掛けはアタリが取りやすいですが、コツを掴まないとバレやすいという特徴があります。
直結仕掛けには、ツノ部分に少しボリュームを持たせているたまご針や、魚の形をしたさかな針などを取り揃えたメーカーもあるので、様々な種類を試してみると良いでしょう。
今回は、初心者の方にも扱いやすくておすすめの、ブランコ仕掛けについて詳しくご紹介します。
ブランコ仕掛けとは?
ブランコ仕掛けは幹糸から伸びた枝スの先に、プラヅノやスッテを結んで使用します。
プラヅノもスッテもイカ釣りに用いられる疑似餌の一種で、ヤリイカはそれらを餌と勘違いして抱いてくるのです。
ちなみにスッテには水中で浮くタイプの浮きスッテと、オモリ代わりに使う鉛スッテがありますが、ブランコ仕掛けでは主に浮きスッテを使用します。
ツノを4つから8つ並べる間に浮きスッテを挿入すると、良いアクセントのある釣り方になるでしょう。
基本の釣り方
ヤリイカは基本的に底付近に漂っています。
そのため仕掛けの先端には、しっかり底取りのできるオモリをぶら下げるようにしましょう。
仕掛けが底に着いたら、糸フケを取って少し待ちます。
ヤリイカが抱いて来なければ1mほどシャクり上げ、ゆっくりもしくは一気に沈めて竿先の変化を見ます。
それでもアタリがなければ、ロッドを少し持ち上げてツノを躍らせ、小刻みにシェイクするのも効果的です。
指示ダナ上限まで到達した後は、10mほど一気に巻き上げて再度落とし、誘いを繰り返してみましょう。
投入器があればヤリイカ釣りをもっと楽しめる!
投入器とは、スムーズに仕掛けを投入するために用いるアイテムで、針数が多く長い仕掛けを用いるヤリイカ釣りでは特に重宝します。
投入器を用いれば、ツノ同士が絡んだり、仕掛けそのものを壊したりといったトラブルを未然に防ぐことができます。
船に設置して固定し、枝スや幹糸から解いた状態のツノを1本ずつ筒に入れてから、水中に仕掛けを投入するようにしましょう。
また、その際カンナが伸びていないかチェックすることも大切です。
イカメタルでヤリイカを釣る!
イカメタルとは、ヤリイカだけでなくケンサキイカやムギイカ(スルメイカの新子)などのイカ全般を、ライトタックルで狙うルアー釣りのことです。
鉛スッテを使うことから「イカメタル」と呼ばれていて、スッテのサイズやカラーで釣果が全く変わることもある面白い釣りです。
基本的には、メタルスッテ(=鉛スッテ)のみ、またはメタルスッテと枝1本のスッテのみといった、かなりシンプルな仕掛けを用い、主に夜釣りで楽しむことができます。
基本の釣り方
イカメタルでは、シャクって止める動作が基本になります。
スッテを動かしたら、しっかりステイすることを念頭においておきましょう。
まず仕掛けを投入したら2~3回小刻みにシャクり、その後3~5秒止めて竿先の変化を見ます。
止めたときにアタリがあればアワセを入れ、アタリがなければシャクって止める動作を繰り返します。
それでもアタリがないときは、1回大きくシャクり上げてしっかり止める方法や、真上までシャクり上げた後に沈めてからしっかり止める方法を試してみましょう。
なお、沈める際はフリーフォール(ラインを張っていない状態で沈めること)やテンションフォール(ラインを張った状態で沈めること)など、パターンを変えてみるのもおすすめです。
ヤリイカ釣りにおすすめのアイテムはこちら!
ヤマシタ(YAMASHITA) イカ釣プロサビキ KR 11-1 5本
ヤマシタからリリースされているこちらのブランコ仕掛けは、光の反射でイカにアピールできます。
釣果実績の高い配色を使用するといった、大手釣具メーカーならではのこだわりも詰まっています。
スタンダードな5本仕様で、初心者の方にもおすすめです。
景山 下オモリ (カン付) 150号 3本入り
底付近に漂うヤリイカにも対応できる、150号のオモリです。
潮に流されながらもしっかりと底取りができるので、ヤリイカを誘いやすく重宝します。
ダイワ(DAIWA) イカヅノ投入器 100×35×9cm 750813
こちらのイカヅノ投入器は、ダイワからリリースされている製品です。
折りたたみ式で持ち運びしやすく、ツノの色を確認できる透明仕様も人気の理由になっています。
ヤリイカ釣りについてさらに詳しく知りたい方はこちら!
イカ釣りで世界トップクラスのブランド「YAMASHITA」と、海のルアー釣りのパイオニア「Maria」のYouTube公式チャンネル『YAMASHITA Maria』には、イカ釣りに関する動画が数多く投稿されています。
こちらの動画では、道具、釣り方、場所、イカの取り込み方などヤリイカの船釣りの全てを丁寧にレクチャーしています。
ヤリイカ釣り初心者の方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね!
ヤリイカ釣りをマスターして船釣りをもっと楽しもう!
ヤリイカは、アタリが分かりにくく専用のタックルを揃える必要があることから、ハードルの高いターゲットと思われがちです。
しかし、船からでも簡単に狙うことができ、ゲーム性も高い釣りなので、その面白さを一度体験するときっとハマってしまうでしょう。
釣って楽しく食べて美味しいヤリイカを、ぜひ船釣りターゲットのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
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Source: FISHING JAPAN