- 渓流エサ釣りでアマゴ30匹超え 「アマゴ起こしの水」で本番突入か? 投稿日 2022年4月7日 16:00:09 (TSURINEWS)
アマゴ起こしの水が出た。郡上アマゴはいよいよ最盛期に突入だ。そこで3月14日、大間見川と神路川でサオを出してきた。プチ入れ食いなどもあり、20cm頭に30匹以上の釣果を得ることができた釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
長良川支流で郡上アマゴを狙う
私のホームグラウンドの長良川郡上は1月から渇水が続いていた。2月に入り渓流釣りが解禁してからも状況は変わらず雨待ち状態だった。解禁当初は川によって釣果が上がっていたが、状況は日々厳しくなっていた。
そして3月14日に待望の雨が降り川は大増水になった。この時期の増水を郡上では「アマゴ起こしの水」と呼んでいる。増水したことにより、活性が低かったアマゴが一気に目覚めるのだ。
大間見川から様子見
当日の朝、長良川を見ると予想以上に大増水。雪代交じりの増水で水温も低そうだ。本流は釣りにならないので支流を見て回る。栗巣川、落部川は濁りが濃く水位も高い。他の支流はどうだろう。大間見川は水位が高いが濁りは他より薄い。神路川も見に行く。神路川は濁りがほとんどなく水位はベストに思えた。
まずは大間見川から。中流部の岩垣内橋下流からサオを出す。定番の流れ込みから探り、エサはキンパクでスタート。しかし反応は皆無。おかしい。この状況でなぜ食わない。疑問符が頭に残る。
それでも丹念に探っていくと、流れ込みのヒラキでようやくリリースサイズが釣れる。その後はアタリがなく沈黙。
そして岩垣内橋下流の浅瀬に来た。普段チャラ瀬だが、当日はいい感じの瀬になっていた。もしかして瀬に出ているのか?エサをヒラタに交換して探っていくと、1投目で目印が下流へ走る。18cmクラスのサビが抜けたヒレピンアマゴのお出ましだ。瀬に出ている。この1匹で確信。瀬を中心に探ると思惑通りアマゴが釣れる。橋上流のエン堤まで釣り上がり、ここで一度サオを仕舞った。
神路川でアマゴ連発
このまま大間見川でやっても良かったが、どうしても神路川が気になるので移動した。神路川の体育館下流から探る。この辺りは河川工事で浅くなってしまったが、増水時にはいい瀬になる。
エン堤下から探ると答えはすぐに返ってきた。20cmクラスのきれいなアマゴがタモに収まる。この後も同型が連発。そのまま釣り上がって瀬を攻めると、やはり入れ食いになった。型は18~20cmとそろっており、釣れるのはどれもサビが抜けたアマゴばかりだ。
体育館まで釣って昼食とした。午後からは神路川の最下流まで移動して釣り上がる。合流点付近は反応なし。鉄橋付近で今年初のシラハエがお出まし。郡上では珍しい魚だと思う。そのまま釣り上がるが、釣れるのはシラハエばかり。アマゴはいないのか。諦めず丹念に探っていくと、ようやくアマゴがお出まし。やはり瀬の反応がいい。
プチ入れ食いで30匹超え
そして小さなエン堤下でプチ入れ食いになり、気持ち良く納竿した。結果は20cm頭に30匹以上の釣果を得ることができた。
神路川は、地元では「増水したら神路川」と言われるほど増水時に実績がある川で、他の川が釣りにならないときも釣りになることが多い。これからは雪代交じりの増水になることが多いと思う。覚えておいて損はない。
今後、雪代が収まれば、いよいよ本流アマゴが目覚める。そして冬眠状態だった吉田川のアマゴも同時に目覚める。郡上アマゴは日々状況が上向きになっていくだろう。
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<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
長良川支流
問い合わせ:郡上漁協 TEL=0575(65)2562
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