- 高難易度の春先シーバスゲームで60cm超含み5尾 小型ルアーが決め手 投稿日 2022年4月9日 16:30:24 (TSURINEWS)
春先は水温が安定せず、さらに複数のベイトが入り交じるためにシーバスゲームの難易度はかなり高い。そんなタフなタイミングで千葉県の河川へ釣行。ポイント&ルアー選定が見事に的中し、60cm超え2尾含む本命5尾をキャッチできたリバーシーバスゲームをお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
春先シーバスゲームは難しい
今だに気温や水温は安定しない。春先のシーバスゲームは一年で1番難しいと筆者は感じる。いわゆる悶絶ハクパターンと言われる毎年の恒例行事があるからだ。さらに様々なベイトが入り交じり、水面が波立つような派手なボイルはおきてもルアーにまるで無反応。ガン無視だ。
つまり、シーバスはいても食わないことの方が多いのがこのシーズン、特にデイゲームは難易度が上がりまくる。しかし、挑まずにはいられないのが生粋のアングラーではなかろうか?そんなわけで寒さの残る3月下旬、デイゲームとナイトゲームで千葉の河川を狙ってみた。
超小型バイブレーション
ポイントは千葉県内のとある小河川だが、この河川は満潮時でも水深1m前後とかなり浅い。さらに様々なゴミや岩が沈んでいて釣りにくいが、シーバスはその障害物に付いている。根掛かり覚悟で攻めなければ釣れない、まさに釣り人泣かせのポイントだ。
使うルアーは、この時期に筆者が1番信頼を寄せるアジング用の超小型バイブレーションだ。小さいがブルブルと小刻みな波動が強く、アピール度が高い。スローに誘うことがセオリーのナイトゲームには使えないが、見切られないように誘うデイゲームではまさに無敵だ。
表層速巻きでシーバスヒット
何投かすると回収直前でヒットしてきた。ピックアップバイトだ!しかし、これは惜しくもバレてしまった。上流の水門が開いているので流れはかなり効いている。濁りもある。ここがチャンスとみて竿を立てて表層を高速で引いてみた。
流れに乗って、かなり速いリトリーブになったが手前でガツンとキタ!サイズこそ50cmだったが、デイゲームで貴重な1匹を手にした。
ポイント移動で2尾追加
このチャンスタイムに追釣すべく、さらに流れが効いている上流の水路のポイントへ移動した。ここはかなり複雑なポイントで、ルアーを沈めたら最後、底の岩や障害物に高確率でヒットしてしまう。しかし、ここもその障害物にシーバスが付いているのだ。根掛かりを恐れていては釣れない。そんなポイントだ。
ルアーのウエイトが軽いので、その障害物のギリギリ上を通すことができる。すると数投でヒット!45cmのシーバスだ。さらに橋脚下の暗がりでボイルが発生!すぐにルアーを投げると狙い通りヒット。50cmを少し越えるサイズだ。
デイゲームでこれだけ釣れたので十分満足だが、こうなるとナイトゲームもやりたくなる。それが生粋の釣り人(アングラー)ではなかろうか?そして気が付けばナイトゲームに突入していた。
ナイトゲームの状況
ナイトゲームになるとすっかり潮が引いてしまったので、デイゲームのポイントは干上がって使えない。しかし、ここは干潮時でも干上がらない場所があり、そこに行き場を失ったハクが集結する。そしてそれを狙ってシーバスが集まり、壮絶なボイルが起きるのだ。こういう場所は70cm近い良型が揃うので気が抜けない。ポイントが近い分、走られるとあっと言う間に切られてしまうからだ。
ドラグを調整して今回はメバル用の小型ミノーでボイルの収まった水面をスローに引くと、強烈なアタリが到来。
60cm超え2連発
猛烈に暴れて上がってきたのは60cmを越える良型であった。さらにスローに水面をゆっくり、止まる寸前の速度で引いてくるとこれも強烈なアタリがサオ先に伝わってきた!これも暴れに暴れて上がってきた60cmを越える良型だ。デイゲームもナイトゲームもルアーを操る速度とサイズ、これを意識して5尾キャッチできた。
流れ、ベイト、ルアーのサイズが基本
もはや言うまでもないが、この時期のリバーシーバスはポイント選びが重要だ。それにはいくつかポイント選びのポイントがある。
まずは、流れだ。これは絶対確認してほしい。次にベイトだ。特にハクの数と、どこにいるかを昼間に確認しておくといい。最後にルアーのサイズだが、飛距離や操作性を重視してこだわらない方もいると思うが、やはり基本に忠実に、マッチザベイトがいいと思う。それもこだわりこだわってアジング用やメバル用を使うぐらいこだわったマッチザベイトだ。
このハクのシーズンが終わればベイトも大きくなり釣りやすくなるが、筆者は1番面白い釣りができるのはこの春先だと思っている。あの強烈なアタリと引きは一度味わったら止められない。そんな釣りを桜と一緒にぜひ味わってみてはどうだろうか。
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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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