- 【2022年】投げカレイ釣り入門 青森エリアの釣場選び&釣り方のキホン 投稿日 2022年4月19日 17:00:17 (TSURINEWS)
カレイの投げ釣りに必要なタックルと、他に必要なアイテムが揃ったら、いよいよカレイ釣りに出掛けてみましょう。初めて釣行される場所へは予備の仕掛け類を多めに持っていくことをオススメします。今回は簡単ではありますが、基本的な釣り方について説明していきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦剛)
釣り場を決める
まずは釣り場の決め方について紹介します。
潮通しのいい堤防
カレイを釣る確率を高めるためには、潮通しのいい場所で釣りをすることが重要です。底質は砂泥地が好ましいです。
堤防の先端部は潮通しがよく、カレイを狙うには最適なポイントとなります。堤防の先端部の幅が広い場所であれば外側、内側問わず、堤防の角もカレイ釣りに適したポイントとなります。これらのポイントは釣り人の競争率も高く、なかなかポイントに入れない場合もあります。
そういった場合は、外洋に面した堤防の外側をオススメします。ただし、混み合っていたり、テトラが積まれていたりする場合はトラブルになる可能性がありますので、場所をかえるか、堤防内側で挑戦してみましょう。
港内にもポイントあり
堤防先端、先端の両角、堤防外側は、カレイが寄ってくる可能性の高いポイントです。しかし、堤防内側や港内にもポイントがある場合があります。潮の流れによって海底が掘られて深くなっていたり、浅くなっていたりする箇所を探します。
漁港内をくまなく観察しながら、同時に船が往来しているかを確認します。目視で水深を判断するのは難しいことですので、船が多く出入りしている箇所をチェックします。船が往来する付近は底が掘れており、その周りには砂や泥が堆積して浅くなっています。船の往来を妨げないように注意しながらの釣りになりますが、こちらもカレイが寄る可能性が高いポイントになります。
他に堤防が見付からない場合は、ご参考にして頂けたらと思います。
基本の釣り方
では、釣り方について解説します。
着底を確認
釣り場が定まったら、タックルを準備して、エサをハリに通し、狙った場所へ仕掛けを投げ入れていきます。右利きの方であれば右手でロッドのリール装着部分を持ち、人差し指にラインを乗せ、リールのベールを起こします。そして必ず周囲に障害物や人、危険が無い事を確認しましょう。
ロッドのしなり、反発力を使う感覚でキャストします。左の真横から見た場合、針時計に見立てて11時くらいの辺り(右横から見た場合は13時くらい)で指を離すと真っすぐに飛ばしやすいです。この時、力まかせにキャストすると、エサが千切れてしまうことが多いので注意が必要です。
最初は反発力など分かりづらいと思いますが、キャストを繰り返していくうちにロッドに重みを感じて反発力で投げるという感覚を徐々につかめるようになります。仕掛けが着水するとリールからラインが放出されていきます。仕掛けが海底に達すると、放出されていたラインが放出されなくなり、これが着底した合図となります。リールのベールを返してキャスト前の状態に戻しましょう。
ラインを張り気味に
仕掛けが海底に着底して、リールのベールを返したら、余分なイトふけを回収します。投げた直後はリールからロッド、ロッドから海中にかけてラインがヨレヨレとなった状態になっていると思います。この状態のまま待っていても、アタリが分かりません。
ロッドを持ち、横や上にゆっくりと手前側に動かしてみると、重みを感じます。その時点でラインが張っている状態になりますので、その重みを感じた状態で手前側に動かした分のラインをリールで巻き取ります。こうすることで余分なイトふけの回収が完了します。
ピンと張っていなくても、多少たるんでいる分には問題ありません。明らかにヨレヨレとしていなければ大丈夫です。余分なイトふけを回収できましたら、あとはアタリを待ちましょう。
カレイのアタリ
続いて、カレイのアタリについて解説します。
ロッドがしなった場合
カレイはエサをズルズルと吸引するように捕食します。一気に飲み込む場合もあれば、少しずつ飲み込んでいく場合もあります。ロッドがしなった場合はエサを口へと運んでいる状態です。
明確なアタリと分かりますが、まだハリが口の中まで達していない可能性があります。カレイは一度咥えると簡単には吐き出しませんので、もう一度、同じようなアタリがあるまで辛抱してからアワセを入れます。
ラインがたるんだ場合
波が荒れていたり向かい風の日は、仕掛けが流されたりして、ラインが徐々にたるんでくることがあります。しかし、イトふけを回収して張り気味にしていたラインが突然ダランとたるんだ場合はカレイのアタリである可能性が高いです。
エサを咥えて手前に泳いでくることで表れるアタリです。ラインの動きの変化に注目していると、たるんだラインが張ってきてロッドが大きくしなる場合があります。この時にアワセを入れます。
アタリがなくても我慢
続いてアタリが出ない場合の対処法です。
粘りの精神
カレイは目の前にエサを落としても全く反応しない時があります。反対に食い気がある時には海底を泳ぎ回り、エサを貪欲に探します。潮通しのいい場所を確保できていれば、投げ入れた仕掛けの近くを通り掛かる可能性は高く、たまたま食い気がないだけの場合があります。
潮がよく動く時間帯や朝夕のマヅメ時に食い気が出ることが多い傾向がありますので、せっかくいいポイントで釣りができている場合は、あまり集中し過ぎずに、気長に辛抱強く待ってみることをオススメします。
安易な移動はNG
朝一番からベストポイントで釣りを開始したのに、何時間もアタリの一つもない状況では、別の場所に移動した方がいいのではという考えが頭をよぎります。移動の準備に取り掛かる前に一度、釣りを開始してから現時点までの海の状況を把握してみましょう。
潮の干満時刻を確認して、これから潮が動く時間帯であったりした場合は潮が上げ止まり、または下げ止まりになるまで待ってみてから移動してみることをオススメします。移動してみても釣れず、元の場所に戻ってみると他の釣り人が釣り上げていたということも珍しくありません。
しかしどうしても他の場所でやってみたいと思われた場合は、移動してみる方が気持ちの面ではいいと思います。
しっかりアワせてハリに掛ける
最後に、アワセについて解説します。
アワセの必要性
ロッドがしなるアタリが二度ほど、突然イトがたるんでからしばらく待ってみてロッドを絞り込むようなアタリが確認できたら、アワセを行います。アワセとはハリをしっかりと魚に掛けることです。
ロッドをしっかりと持ち、そこからグイッとロッドを立てます。イトふけがある場合はロッドを立てると同時にリールを巻きながら行うとしっかりとアワせられます。
アワセが決まると、手元にずっしりとした重みが感じられます。カエシと呼ばれるハリ先の近くにある突起がハリ先と同時に深く刺さることで、簡単には抜けない仕組みになっております。ガッチリとハリ掛かりさせるためにも、しっかりアワセを入れましょう。
海底から引き離す
カレイという魚は一見、薄っぺらくそこまで重量感のある魚には見えません。ただ表面積が広く、その分水中で受ける抵抗も大きいのです。手のひらサイズであれば強引に巻き上げてしまえば頭を上に向かせられ、抵抗も少ない状態で水面まで浮かせてくることが可能です。
しかし、40cmを越える大物となってくると、まるで別の魚かと思ってしまうくらい、何度も海底へと突っ込み抵抗します。障害物のある場所ではラインが擦れて切れてしまう可能性がありますので、しっかりロッドを立てて、いち早く海底から引き離すことが重要です。
尚、水面付近まで浮かせてもグングン下へ潜ろうと抵抗しますので、釣り応え十分です。
足元まで寄せてきても慌てない
カレイはエサとハリ、装飾ビーズなどまでも丸呑みしている場合があります。幸いなことに、カレイの歯は鋭くなく、口元でラインを切られてしまう危険性は低いので、アワセさえしっかり決まっていれば、ラインが切れてバラしてしまうことの少ない魚です。
40cm以上確定の大物がヒットした場合でも、基本に忠実に、しっかりとアワセを入れて、海底から引き離し、足元まで寄せてきてしまえば、そのまま堤防上へ抜き上げることができます。ただし、慌ててしまい、水面でもたついていると、刺さっているハリに負荷が掛かり続けてしまい、折れてしまう可能性があります。とにかく焦らないことがとても重要です。
最後に
青森県ではどこからでも狙えるターゲット、カレイの基本的な釣り方をご紹介させて頂きました。カレイの投げ釣りは、とりあえず海釣りを始めてみたいという方にも、自己記録を更新したいという方にも、手軽でありながらも大物を狙える、ロマン溢れる釣りです。
釣れない日、待ちの時間もありますが、アタリがきた時の高揚感、アワセが決まった瞬間の喜びと寄せてくるまでの期待感、そして釣り上げた時の達成感。一人でも、仲間同士でも、家族総出でも。海という雄大な自然を感じながら、ゆったりとした時間を感じることができますよ。
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<杉浦剛/TSURINEWSライター>
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