- 投げキス釣りで20.5cm頭に21匹 潮目狙ったちょい投げで連発 投稿日 2022年6月23日 16:30:46 (TSURINEWS)
5月29日、紀の川河口大橋のたもとでキス釣りを楽しんだ。昼から夕方までの短時間、ちょい投げメインで探り15~18cmの中型をメインに21匹の釣果を得たので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
紀の川河口で投げキス釣り
5月下旬になると、早くも夏日が出てくる。日中は身体を動かしていると水分補給に注意が必要である。水温が安定してきて、紀北でもキスが本格化してきた。チョイ投げでも時に良型が上がったという情報も入ってきており、安定した釣果が期待できる。
5月29日、午後から夕方にかけての上げ潮を狙って、紀ノ川河口に釣行してみた。昼食を取った後、右岸の河口大橋のそばの護岸から投げる。すでに上げ潮周りになっているので橋の橋脚の上流側から、潮目を狙うことにする。
当日のタックルは、サオがスカイキャスターの30号、リールがZ45、ミチイトはPEライン0.6号+PEチカライト、オモリは木オモリの29号、ハリは袖型の競技用キスで7号と少し大きめのもので4本バリとした。
3色ゾーンからさびき17cmキス
午後3時過ぎに1投目、向かい風が強くて弾道が伸びないが、軽く3色ゾーンに投げてゆっくりとさびくと、ブルンとシャープな魚信。4号単糸を天秤に直結にしているので固定L型天秤でも結構魚信は明瞭に伝わる。ゆっくりリーリングすると、17cmのキスだった。紀ノ川河口の平均サイズは(もちろん飛距離やポイントにもよるが)14~15cmなので悪くないサイズだ。
潮目狙いで魚信連発
3色付近と5色位に潮目が走っているので、そこの少し沖を狙ってキャストを続ける。魚信の出たゾーンから半色分ほどを慎重にさびくと、2点で、時に3点で15~18cmクラスがくる。1時間半ほどで17cm前後を中心に2ケタ釣ることができた。ところどころ底の粗いところやカキ殻などもあるが、その周辺で魚信がくることも多い。
今回は実釣時間が限られていたので探らなかったが、橋から下流側は、根掛かりも少ないので、多点バリの数釣り派のキャスターも時折目にする。下流側でも遠投すると良型が散発的に姿を見せるし、4色付近と6色ゾーンに潮目ができることが多く、遠投に自信があるキャスターなら、中型クラスを数釣ることも可能だ。
当日最大の20.5cmが登場
夕マヅメにひったくるような強い魚信がきたのでしっかり食わせてすぐリーリングに入る。単発であるが、途中で底に潜る動きで楽しませてくれたのは20.5cm、これが当日の最長寸のキスとなった。
その後も少しずつ投点を変えながらキスを追加する。風が少し弱まってきたが、満潮が近づき、潮が止まってきた。日暮れ近くなってきたので7時前に終了する。
当日の釣果
当日の釣果はキス20.5cmまでを21匹、昼間の釣りではピンギスから小型の多い釣り場であるが、今回は15~18cmの中型クラス主体だった。
前日までの天候をにらみ、どこで投げるか色々考えていたが、大河川の河口を狙ったのは正解だった。キスの活性も上がり、これから数も型も1年で最も期待できる時期である。
キスと雨
昔からよく言われているが、キスは水潮を嫌う。その反面、汽水域のエサの多い海域を非常に好む魚である。秋が深まってから紀ノ川の河口から3~5kmも上った北島橋やせせらぎ公園の護岸でハゼに混じって釣れるのがその証拠だと思う。一つの目安としては、照り込んだ後は、河口部やその近く浜などを狙う。まとまった雨の後などは、できるだけ河口部から離れたポイントを釣るようにすると、フグを避けながらキスとの遭遇チャンスが広がると思う。
夏にかけてキスの数はさらにアップするが、型はやや小ぶりになる。また、エサ取りのミニチャリコが出てくるので、昼間ののんびり釣行やチョイ投げでお刺身サイズを狙うのは、これから梅雨時期にかけてが最適といえるかもしれない。
交通
自家用車なら、第2阪和国道を大谷ランプで降り、紀ノ川右岸上の県道をまっすぐ。電車利用の場合は、JR和歌山駅または南海和歌山市駅からタクシーが便利。
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<牧野博/TSURINEWSライター>
紀の川河口大橋
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