- マゴチの釣り方&さばき方特集!サーフでビッグサイズを釣り上げたい 投稿日 2022年9月9日 07:02:02 (FISHING JAPAN)
マゴチの釣り方&さばき方特集!サーフでビッグサイズを釣り上げたい
夏のサーフでよく釣れる魚といえば、長いボディが個性的なマゴチが挙げられるでしょう。
4月から産卵が始まって、夏場によく釣れる魚として多くのアングラーからターゲットにされています。
ここでは、マゴチの釣り方やさばき方についてご紹介しましょう。
マゴチを釣るにはどうすればいいの?
マゴチとは、スズキ目コチ科の海に棲む魚のことです。
頭から胴体にかけて、ペッタンコなフォルム。
そのまま砂の中に潜り込めば、姿は完全に掻き消えてしまいます。
まるでヒラメのような習性ですから、棲んでいる場所も同じような砂地と重なっています。
マゴチの釣り方は、エサ釣り・ルアー釣りどちらでも対応できます。
エサ釣りなら、サビキ釣りなどで釣れたアジ・イワシを付けエサにして、泳がせ釣りで狙ってみましょう。
漁港などの防波堤でゲットしたアジやイワシを、活かしたままフックを背掛けにして、砂地エリアへ投入します。
防波堤から外向きに投げれば、砂地を探り当てることができるでしょう。
仕掛けをあまり動かさずに、アタリがあるまで待つようにしてください。
ヒラメや青物が掛かってくることもあるので、とてもスリリングで楽しい釣りになるはずです。
ルアー釣りでマゴチを狙う場合は、釣り場を河川の河口域へシフトしてみましょう。
河口域は、広大な砂地になっていて、マゴチが好む小魚たちがいっぱい泳いでいます。
用意するルアーは、鉄板系の細身バイブレーションルアー。
ウエイトは40gぐらいまでのものにして、ライトショアジギングタックルにつなぎます。
キャストする先は、流れがしっかりと発生しているのが目視できるところ。
河川からのボディウォーターが当たっているところや、最も深場に隣接しているところなら、魚影は濃いかもしれません。
鉄板系のバイブレーションルアーなら、ロングキャストが可能なので、そういったポイントへ届けることが可能になります。
キャストして着水したら、一旦ボトムまでルアーを落とし込んで、ラインがたるんだらリトリーブをスタートさせましょう。
ゴツゴツと何かに触れる感触が伝わってくるのは、砂底をバイブレーションルアーのヘッド部分で叩いているため。
強いゴツゴツ感が伝わってきたら、ブレイクラインに差し掛かっていることになりますから、マゴチが食い付いてくる確率が高まります。
集中力を上げて、マゴチのアタリをとらえるようにしましょう。
釣れたマゴチから危険なヒレを取り除こう!
釣れたマゴチをじっくり観察してみてください。
他の魚とは、ずいぶん異なるカタチをしています。
特にヒレの位置や形状に違いがあり、その先端は鋭く尖っています。
そのまま触ろうとすると、暴れてヒレの先端が指に刺さるかもしれません。
大きなケガを負うことになるので、じゅうぶん注意して取り扱うようにしましょう。
まずは、マゴチの動きを止めるために、活け締めをおこないます。
それから大型のハサミを用意して、背ビレ・尻ビレ・胸ビレ・尾ヒレなどを全てカットしてください。
根元に刃を入れて、ジャキジャキと完全に切り落とすのがいいでしょう。
あとは、持ち帰ってからマゴチをさばきます。
マゴチのさばき方は、頭を落として三枚におろします。
血合い骨などがしっかりと身にくっ付いているので、通常の骨抜きよりもペンチタイプの骨抜きのほうが、スムーズに作業できるでしょう。
マゴチの美味しい食べ方をチェック!
マゴチは、刺身にして食べると絶品の味を楽しめます。
旬は夏場で、ちょうどヒラメの味が落ちるころと重なりますから、マゴチ人気が高まるのも肯けるでしょう。
白身で独特な甘みがあり、唐揚げに調理しても美味しく食べることができます。
ヒレ以外にも鋭い突起物があるので、注意しながら調理を進めるようにしてください。
寒い季節なら、鍋物の具にするのもいいでしょう。
骨がキツめなので、丁寧にさばいて取り除くようにしたいものです。
マゴチのさばき方や調理方法を丁寧に解説している動画はこちら
マゴチを釣るのに用意したいおすすめタックルを選んでみた!
マゴチをルアーで釣るのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
いわゆるライトショアジギングゲーム用のタックルなら、しっかり対応できます。
ロッドは10ft前後のロングレングスのものにして、あまり硬くないブランクスのほうが乗りがいいかもしれません。
リールは4000番以上の大きさがあれば、ロングキャストしやすいライン量を保持できます。
60cmクラスの大型サイズが掛かる可能性があるので、ガッチリとした剛性感の高いスピニングリールを選んでください。
シマノ(SHIMANO) ロッド ネッサ BB S1002M オールラウンダー サーフゲーム ヒラメ
シマノから発売中の、サーフエリアでキャスティングゲームを楽しめるスピニングロッドです。
全長は3.10mもあるので、軽く振り抜くだけで飛距離を伸ばすことができます。
継数は3本で、仕舞寸法は110cmにまで縮まります。
これならさまざまなシチュエーションに、積極的に持ち込むことができるでしょう。
ウエイトは185gで、先径/元径は2.2/16.2mmと太め。
適合するルアーウエイトは、8gから35gまで。
メタルジグなら、最大42gまで背負うことが可能です。
適合するPEラインは、0.8号から2号までとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95.6%です。
実際に手に取って継いでみると、持ち重り感はさほど感じずに、振り抜けの良さが印象に残りました。
グリップ周りは細身で握りやすく、ガイドシステムはラインの絡まりにくさが際立っています。
手返しよく鉄板系のバイブレーションルアーを投入するには、丁度いいかもしれません。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ブランクスに粘りとパワーが備わっていますから、エサを付けた泳がせ釣りにも転用できるでしょう。
シマノ(SHIMANO) 21 アルテグラ 4000
シマノからリリースされている、人気の汎用型スピニングリールです。
番手は4000番なので、じゅうぶんなラインのストック量を誇っていて、ロングキャストに向いています。
ギア比は5.3対1なので、ハンドル1巻きにつき87cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、6.0/11.0kgと高く設定されています。
ウエイトは270gで、スプール寸法は直径52mmでストロークが19mmです。
ラインキャパは、PEラインなら2号を240m巻けますし、モノフィラメントラインなら4号を150m巻けます。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ハンドルの回転はとても滑らかで、軽快にローターも回ってくれます。
カチッとした剛性感があり、大きな負荷が掛かっても安心して巻き取り作業をおこなえるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
使用後は、持ち帰って水道水で丁寧に汚れを洗い流してください。
特にマゴチ釣りでは、砂が付着する恐れがあります。
そのまま放置して内部に砂が入ってしまうと、滑らかな稼動が望めなくなるかもしれません。
しっかりメンテナンスを施して、次回の釣行に備えたいものです。
数多くのマゴチを釣り上げて美味しく食べよう!
マゴチの特徴や釣り方・さばき方・食べ方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
強い引きが楽しめる釣りなので、一度マゴチを掛けるとまた釣りたくなります。
また食べても美味しい魚ですから、サーフや河口エリアへ足しげく通うことになるのは、間違いないでしょう。
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Source: FISHING JAPAN