- 岸壁タチウオ釣りで73cm頭に6匹 電気ウキとワインドの二刀流でゲット 投稿日 2022年9月25日 17:00:18 (TSURINEWS)
和歌山県の和歌山マリーナシティでは、8月の中旬ごろからタチウオがよく釣れだした。指2~3本幅のいわゆる新子サイズが多いが、たまに指4本幅の抱卵した良型が混じってくる。そこで、早朝の時合を狙って、8月30日に釣行してみたのでその模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター谷口墨人)
マリーナシティでタチウオ釣り
マリーナシティの大波止近くの駐車場には、午前3時過ぎに到着したが、満車で入場できない。平日なのに混んでいると思いながら、仕方なく入口で待っていると、出庫の車があったので、入れわかりに入庫することができた。
さっそくタックルを持ち海側にある大波止に行くと、海面に電気ウキがキラキラとぎっしり浮いていて、釣り人で大賑わいだ。空きスペースを探し歩きながら見ていると、電気ウキにアタリがあり、タチウオがあちらこちらで釣り上げられ歓声があがっている。タチウオの群れが波止近くに寄っているようだ。
はやる心を抑え波止の北端まで歩いて行くと、やっと空きスペースを見つけたのでそこに釣り座をとった。今の時間帯は、エサ釣りでアタリがあるので、持参したキビナゴを使って、電気ウキのウキ釣りで狙ってみた。
まずは電気ウキ釣りから
ウキ下を2ヒロ取り、キビナゴを2本バリに付け20m沖合に投入。仕掛けが沈んでいき電気ウキが立ってからアタリを待つ。
電気ウキは、ゆっくりと右側に流されていく。周りの電気ウキにはアタリがあって、タチウオが釣り上げられている。
しばらくすると、私の電気ウキにも浮き沈みするアタリが出た。さっそくアワセを入れるが軽く、掛かららなかった。気を取り直して仕掛けを投入し、アタリを待っていると、今度はケミホタルが海面まで浮き上がってきて、右側に走っていく。このままでは隣の釣り人とオマツリするので、イトふけを取り大きくアワセを入れた。が、やはり手応えがなく、うまくハリ掛かりしなかった。タチウオが横に走っている時は、エサをくわえているだけなのでハリ掛かりしにくい。
1匹目は70cm級の新子
キビナゴを付けかえて投入し、電気ウキを見ていると、ウキが浮き沈みし、やがて海中に沈んでいった。しばらく待ってからイトふけを取り、大きくアワせると、グウーンと竿先に重量感が乗りググッと手応えがある。リールを巻き寄せにかかると、重いのは最初だけで、後はすんなりと寄ってくる。これはタチウオの新子のようだ。やがて海面に浮上し、抜き上げたのが70cmのタチウオ。
その後、アタリがあったがハリ掛かりせず、しばらくすると夜が明け始めたので、ワインドでタチウオを狙ってみた。
夜明けからはワインドで
16gのジグヘッドにシャッドテール3inchのグリーンを装着。できるだけ遠くに投入し、ボトムまでカウントダウン。カウントダウン中にもバイトする時があるので気をぬけない。
完全に明るくなるまでは、スローの棒引きに反応がいい。シャクリをいれなくても、棒引きだけでテールがブルブルと震え、バイトを誘発してくれる。
ボトムを狙ってからスローの棒引きで誘っていると、中層でガッーンとバイト。アワセを入れると、グーンと重量感が竿先に乗った。グングンと引きを味わいながら抜き上げたのが、73cmの指3本クラス。
ロストも交えポツポツ
次投は、着水後のカウントダウン中に、コンと小さいバイトがあり、素早くアワせると、手応えがなく、ラインにテンションがかからない。仕掛けを回収すると、ケミホタルの下からスパッと切れていた。タチウオの鋭い齒で切られたようだ。
仕掛けをセットし直し、16gのジグヘッドにシャツドテール3inchのピンクを装着。ボトムから表層を探っていると、表層でガッーンとバイト。キャッチしたのが、尻尾の切れた60cmのタチウオだった。
今が時合なのか、周りでもワインドで次々と釣り上げている。投入を続けていくと、バイトは多いが、タチウオは小型が多いので、ハリ掛かりしない時があった。
5時半を過ぎ、すっかり周りが明るくなると、ピタッとバイトがなくなり、タチウオの気配がなくなった。タチウオの群れが沖合に移動したみたいだ。
最終釣果と今後の展望
6時過ぎまで、投入を繰り返したが、バイトはなく納竿とした。朝の時合は短く、30分ほどだった。タチウオは、60~73cmを6匹キープした。
夜中から釣りをしている釣り人の中には、20匹以上釣っている人がいた。今後、タチウオ狙いは盛期に入り、数、型ともに期待できる。
<谷口墨人/TSURINEWSライター>
和歌山マリーナシティ
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