- 東京湾の船イシモチ釣りで30cmオーバー頭に26匹 今年は良型が中心か? 投稿日 2022年12月7日 17:00:42 (TSURINEWS)
11月末、開幕から好釣果が続いているイシモチ釣りに出かけてきました。当日は潮がほとんど動かない悪条件の中、良型中心に26匹を確保した釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
鴨下丸でイシモチ釣り
鴨下丸を含む金沢八景周辺でのイシモチ(シログチ)釣りは7時半に出船し、13時納竿(13時半帰港)の「ショートイシモチ釣り」といった、半日船よりも長く1日船よりも短いスタイルを採用。2~3本針の胴突き仕掛けはコマセワークが不要なため、扱いが容易く、かつワリと受け身でOK。派手なアタリと強い引きも相まって、釣り味も最高です♪
唯一気を付ける点は、捕食が比較的下手な魚ということで、その日の活性にもよりますが、基本「早アワセ」は厳禁。要するに、置き竿でもなんとかなるどころか、意外と置き竿が有利だったりすることもしばしば。ゆっくりまったり、かる~く数釣りを楽しみつつ、しっかりお土産を確保したい方にはうってつけのターゲットといえるでしょう。
送迎サービスあり
また、金沢漁港は駅からやや距離があるのですが、鴨下丸では金沢八景駅からの送迎サービスも行っているとのこと。ゆっくりまったり、プラスほろ酔い釣行も可能です(笑)。
タックル&仕掛け
金沢八景周辺の船宿は、オモリ30号指定ということで、これを背負える竿が基本。船中を見渡したところ、ちょい投げがやりやすい先調子の硬い竿を使用している方もいれば、食い込み重視の軟らかい竿を使用している方、シロギス用のスピニングタックルを使用している方等々、様々なタイプのタックルが並んでいました。自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
とはいえ、悩んだらとりあえずは7:3のLTアジ用が無難かと思います。仕掛けはムツバリ12号前後を使用したシンプルな胴突き2~3本バリ。因みに鴨下丸では、乗船料金に仕掛けが1つついてきます。
船中本命顔出しも単発
船は定刻通り7時半に出船。シーパラを横切り、根岸湾を突っ切り、この日のポイント本牧沖に到着。スローダウンした船は反応を探し、やがて船長の合図で釣り開始。すると、1投目から船中ポツポツ本命が上がりだしました。
しかし、ホッとするのも束の間、群れは小さいらしく、船中アタリが出る時間は長続きしません。船長すかさず「潮が動かないのでしっかり誘って」とアナウンス。今日はイシモチにしては稀な「テクニカルな釣り」になりそう。
雨降ると高活性に!
置き竿、向こうアワセで連チャン、とは程遠い、やや工夫を必要とする釣りにてポツポツ数を重ねていくと、やがて雨もポツポツ。すると、これを皮切りにイシモチの活性も上がってきたようで、仕掛けが底をとらえさえすればアタリがでる本来のイシモチ釣り?にシフトしていきます。ここからはしばらく手返し命!
雨が止むとまたポツポツ
雨が降る中、テキトーな釣り&素早い手返しにて数をのばしていったのですが、雨が止み、日差しが差してきたころからアタリがでなくなってしまいます。数は19でストップ。そういえば筆者の精神年齢も19から……なんて余計なことを考えつつ、また色々な誘いを試していきます。
結果、誘いもさることながら、エサのイソメできるだけ長くすることがこの時間帯のヒットパターンだとわかり、ようやく止まっていた時を動かすことに成功。ただし、エサを長くした分、バラシも多くなってしまったことから、フッキングのイメージも頭の中であーだこーだ。「置き竿ガクガク」のイメージが強いイシモチ釣りにて、こんなに悩んだのは初めてかもしれません。
最終結果
30cmオーバー4匹含む26匹。因みにトップは途中2本竿を駆使していたつりニュース編集部の小菊さん32匹。イシモチ釣りにしては、数はさほどのばすことができませんでしたが、約7割が25cmオーバーと良型か揃ったことでお土産は十二分。欲を言えばゲストを何種類か交えたかったのですが、この日のゲストはパックンチョ(イトヒキハゼ)1匹のみ。猿島沖の深場で釣れはじめたら、また計画しようと思います♪
イシモチのごま漬け
九十九里地方の郷土料理「ごま漬け」といえばイワシやタイで作ったものが有名ですが、新鮮なイシモチで作っても最高に美味しい一品ができあがります。ちょっと手間がかかりますが、たくさん釣れるであろうターゲット。小型10匹くらい使って是非試してみてください♪
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
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