- 大阪湾奥ライトゲームでメバル渋々 代わりに豆アジの気配濃厚か 投稿日 2023年1月10日 11:30:50 (TSURINEWS)
大阪湾奥のいくつかのポイントで、メバルを中心に釣っている。しかし、気温が一気に下がった週と、もっとも大きく潮が動く大潮のタイミングが重なってしまい、急激に冷たくなった沿岸の海水温を嫌い、メバルが消えてしまった。この海をどう釣るべきだろうか?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
当日の状況
あまりいい釣果にはならないだろうな、と後ろ向きな予感を抱きながら、この日も釣り場に立った。メバリングロッドに、1000番リール、PEライン0.1号を張ったタックルを組む。これまで20時からメバルの食いが立っていたが、さあ、今回の海はどうだろう。
19時エントリー。小潮の下げと、いい条件ではない。だが、メバルは一種ヘンな魚で、こういう微妙な海でも、ぽんぽんと食ってくることがあるのだ。
初投でメバルも後が続かず
思った通り、というべきだろうか。なんと初投でメバルが簡単に顔を出した。ツンツンと突くアタリから、ドラグを少し緩めるとガツンと乗る。20cmくらい。まあいいサイズではないか。コーナーを対角に投げて、スローに表層を引いていると、食ってきた。
しかし、ここでほっと気を緩められないのが、最近の海である。この頃3回程度の釣行では、ここから裏切りまくられている。最初の一尾だけ、一応顔を見せてくれるのだ。その後が続かない。
……果たせるかな、その負のイメージは当たってしまった。最後の最後に、幼メバルが出たきり。2時間ほど釣ったが、数釣りとはいかなかった。
アジの気配が濃厚
ところが。この日の海はこれまでと少し違った。別の魚が妙に食ってきた。アジ。少し前までオープンを支配していたサバが抜け、海の前面は豆アジの海となっている。それも以前までのアンダー10よりも、ちょっと大きくなっている。
PEラインという浮力が厄介なラインだが、表層をさーっとトレースするだけで、わりと単純に乗ってしまう。しかも、このアジの群れ、わりと足元まで差し込んでいる。よってメバルを釣ろうとしてキワの表層を釣っていても、いかにもアジらしいショートバイトがくる。もちろんすべてを乗せきれるわけではないが、メバリングロッドという、多少アジングには不利といえるタックル流用でも、5尾くらいまで数を伸ばせた。
しかし気に入らないことには、エステルラインを巻いたスプールにかえて、レンジを見ていくような、いわゆる「現代アジング」らしい釣法には、ほとんどまったくといっていいほど反応しない。つまりフォールには反応しない。リトリーブ一本。個人的に巻きパターンのアジが苦手なだけあって、あまり深追いしないことにした。次にアジングタックルを持ってきて、何もかもやり直すことにしよう。
しばらく釣り物がかわるか?
困ったことに、これくらいの時期、通常まだ徹底的に釣れ渋るわけでもないメバルが姿を消してしまったかのようだ。しかも、ボトムをとってもカサゴがあまり反応しない。この日は思い切って3gのヘッドを使って、底を切りつつぎりぎりのレンジも釣ってみたが、小さなアタリが出たくらいだ。メバリングでストラクチャー周りを釣っていると、たまに出るのだが、なぜか専門的に狙うと、今年は思うようにいかない。
しばらくは釣り物がかわることになるのだろか?私のこれまでの経験では、この時期にアジングに傾注することは、少なくともここ数年はないことだった。しかし幸いなことにと言うか、心を惑わせてくれることに、今年は沿岸のオープンに、アジの群れが濃い。こんな状況はそうそうないので、今は一意専心アジを追うことにしよう。それにしても一度どこかに消えてしまったメバル君、何がきっかけになって、いつ戻ってきてくれるだろう?
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪湾奥エリア
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