- 幻のシロアマダイが船中2ケタの怪 天秤仕掛けで2尾掛けも【三重】 投稿日 2021年7月9日 06:00:53 (TSURINEWS)
幻の魚シロアマダイが、三重県・紀北町紀伊長島三浦のフィッシング光栄で好調。船中で2ケタはザラというのだ。幻がそんな簡単に?その真偽のほどを確かめるべく、取材に向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
シロアマダイ狙い
釣行前日にフィッシング光栄の佐々木良治船長に電話で状況を聞くと、「まあシロアマの顔は確実に見られるやろ」とのこと。いやいや、幻ですよ?そんな簡単に…と言いつつも、自分の中の期待値がどんどん高まっていくのが分かる。「ただしタイラバでは反応悪くなった。今日8匹上がったけど全部エサ」とのことらしい。
早速この情報を同行の渡邉さんに伝えると、「じゃあホタルイカとテンヤ用にシバエビも持っていきます」とのこと。道中でエサを仕入れ、午前5時半に三浦漁港に到着した。
シロアマダイ仕掛け
佐々木船長の息子さんの省吾さんにレンタルボートの説明を受け、タックルを積み込んで出船。まずは出てすぐのポイントでアオリイカを狙う。3.5号のエギをくまなく捜索するが、心はすでにシロアマダイ。こんな心境でアオリイカが釣れるわけもなく、1時間ほどで見切って前日よく釣れたという浅場のポイントを目指す。
同船の川中さんはテンビンフカセ、渡邉さんはタイラバで狙う。
テンビンフカセの仕掛けはハリス3号の2本バリでハリは伊勢尼の9号。コマセカゴは付けず、オモリは60号。タイラバはがまかつ桜幻80g、スカートはグロー系だ。
テンビンフカセに本命ダブル
すると、テンビンフカセの川中さんにいきなりアタリ。ゴツゴツッと穂先が突っ込んでアワせると、予想外にロッドが大きく曲がる。
やがてテンビンが見えて、その下に白っぽい魚影が2つ。なんと2つともシロアマダイだ。釣った川中さん自身も状況がよく分かっていないようだが、1投目からシロアマダイがダブルで上がったのだ。普通ではありえないことなのだが…。
タイラバに良型イトヨリ
続けてタイラバの渡邉さんにもヒット。こちらはドラグを滑らせてラインが出ていく。「タイかな…」と言う渡邉さんだが、上がってきたのは色鮮やかなイトヨリ。しかも40cm級の良型だ。
その後、川中さんがテンビンフカセでシロアマダイを1匹追加。開始30分もしないうちに、3匹の幻が上がってしまった…。
エサ釣りに軍配
その後、同じエリアを流す筋を変えながら探っていくと、ポツポツとイトヨリとシロアマダイがヒットする。やはり事前情報通り、エサへの反応が圧倒的に良く、テンビンフカセはもちろん、タイラバに冷凍エビを付けたエビラバでもよくヒットしていた。
浅場でシロアマダイ11匹
昼すぎまで浅場で釣り続け、キャッチしたシロアマダイの総数は11匹。前回渡邉さんたちが来た時は、3人で12匹だったそうで、ほぼ遜色ない釣果をいえよう。
深場で良型オニカサゴ
ここで少し深場に移動し、70mラインへ移動する。ここでジギングサビキにホタルイカを付けていた渡邉さんにビッグヒット。中層よりも上に上げてきても抵抗をやめない獲物の正体は、立派なオニカサゴだ。
アオハタも顔見せ
さらにウッカリカサゴやアオハタなども姿を見せ、一気に釣果はにぎやかになってきた。
そして最後は磯際のSLJでイサキを狙ってみたが、渡邉さんにシーバスらしきバラシが一度あっただけで、そのまま終了の時間を迎えて午後3時に帰港した。
今後の展望
シロアマダイに関しては前回のタイラバでもSLJでもよく釣れたらしいが、状況が変わったのか、今回は圧倒的にエサへの反応が良かった。今回はホタルイカをメインに使ったが、イソメ類やイカの切り身、冷凍ウタセなどでも良さそう。エサはいろいろ持っていって比較してみるのも面白いかもしれない。皆さんも幻のシロアマダイ、ぜひ釣ってみてほしい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
フィッシング光栄
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