- 上流域の渓流エサ釣りでイワナ狙い 本命2匹ほかアマゴ多数ヒット 投稿日 2022年3月23日 11:30:59 (TSURINEWS)
私が渓流釣りで狙うターゲットはアマゴかヤマメだが、今回はイワナに的を絞り、郡上大和の支流栗巣川最上流部の母袋(もたい)地区へ釣行したのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
郡上の秘境でイワナを追う
2月28日、岐阜県・郡上漁協管内でイワナを狙うなら最上流エリアの高鷲地区の支流になるが、今年は雪が多く川にたどり着くまでに大変苦労するのでパス。他は吉田川上流部だが、吉田川が釣れだすのはまだまだ先になりそう。
そこで郡上大和の支流栗巣川最上流部の母袋(もたい)地区でイワナを狙うことにした。母袋は私自身が渓流釣りを始めたころに通い詰めた場所だ。そのころはイワナが結構釣れた記憶がある。まずは長良川本流でカワムシのキンパクとオニチョロを採取する。他にイクラも用意。イクラは釣り用に加工されたものではなく塩イクラを用意した。
一面の雪景色
栗巣川を下流から見ながら、上流へ車を走らせる。釣り人は平日でもチラホラいる。上流を目指す途中に白山中居神社があるが、この辺りから一気に雪が増える。そして最上流部の母袋地区にまで来ると、一面雪景色となった。
車を上栗巣公民館近くの橋のたもとに駐車して川見し、入川口と上がり口を確認する。雪が多いと道路まで上がってくるのに苦労するので、入川口などは事前にチェックするのは大事だ。
入川口は日当たりが良く雪が解けているので、降りるには苦労しなかった。川に着くと少しがっかり。真新しい足跡が残っている。恐らく前日に他の釣り人が釣った後だ。釣れるかはサオを出してみないと分からないので、取りあえず釣りを始めた。
アマゴ複数ヒット
サオは4.5mのズーム式。水中イトはフロロカーボンライン0.2号、ハリは忍ヤマメ4号にエサはイクラでスタートした。まずは当たり前の流れ落ちから探ると、アタリはあるがハリに乗らない。やはり魚がプレッシャーを感じているように思えた。
ここは見切り、ここぞと思う流れを探るがアタリはない。何でもない小さな流れ落ちを探ると小刻みなアタリを感知。アワせると16cmほどのアマゴがタモに収まった。この後も見た目でいい流れは反応がなく、見過ごしてしまうような小さな流れ落ちなどでアタリが連発する。
しかし釣れるのはアマゴばかりで、イワナが釣れない。橋の真下のサオ抜けで連発もあったが、ここもアマゴばかりだ。2時間ほど探りキープサイズのアマゴが7匹ほど釣れた。
小さな流れ落ちで本命顔見せ
ここでいったんサオを仕舞い移動する。500mほど下流の日当たりがいい場所にやって来た。ここでも足跡がしっかり残っている。そしてやはり見た目のいい流れ込みなどは反応が薄く、釣れてもリリースサイズのアマゴばかり。
そこで先ほど同様に小さな流れ落ちなどに的を絞り探っていくと、アタリが出始めた。そしてここでようやくイワナが顔を見せてくれた。サイズは18cmほどと小さいが何とかイワナに出会えた。この後は同じような流れでアタリが出るが、相変わらずアマゴが多い。
今後に期待膨らむ
エサはカワムシよりイクラが好反応だ。最後に見た目がいい小淵を探る。ここもダメだろうと諦め半分でサオを振ると、1投目で目印が走る。タモに収まったのは20cm超えのきれいなイワナだ。そして午後3時前、日が暮れてきたので納竿とした。
結果イワナは2匹だけで、イワナだけ狙うのは結構難しいと感じた。今後は暖かくなると雪解けが進み、水量が一時的に多くなると思う。そして雪代が収まれば、いよいよ渓流釣りも面白くなってくる。
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<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
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