- 中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する? 投稿日 2022年12月4日 11:30:46 (TSURINEWS)
テンションが上がる新しいロッドの購入。しかし、ニューロッドはノリだけで選ぶべからずである。とにかく情報を集めまくって、実機を触って、吟味した方がいい。ここでは釣りに行く前、ニューロッドを選ぶ際に大切な「考え方」、「やり方」について紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ニューロッドはどうやって選ぶ?
新しいロッドを選ぶのは、楽しいと同時に、時間がかかる。筆者は結構パンと選んでしまうが、それゆえに「あーここがダメか」となって、後から悔いることも多い。だからこそ学べた部分もある。今ではあまりニューロッドを選ぶのに軽佻浮薄なことはしなくなった。
では、まずどのようなところを見るべきか。せこいようだが、新商品のリリースサイクルがいつ来るか、ここを確かめたい。あまりリークされない情報だが、知る術もあるのだ。
基本は3年?
たとえばS社は、まったくのまったく、ニューリールもニューロッドの更新情報をリークしないことで有名だ。釣具店で聞こうものなら、ちょっと怒られたりする。実は釣具店の人も知らないのだ。勘で喋ってくれる人もいるが、怒る人もいる。それにしてももう少し前までは、温かい店員さんもいたものだが……あーあ、とガッカリするところだ。
裏ワザ
だが更新サイクルを内々に知る裏ワザもある。
それは、メーカーに修理パーツを聞くという方法だ。「このロッドの#1って今、在庫ありますか?」と聞いてみる。在庫がなければ、更新が近い。リールならば、「スプールを買いたいのですが」とか、「この番手って、来年の冬に買えますか?」など聞いて、濁すような答えが返ってきたら、ほとんど間違いなく機種の作り直しがくるという意味だ。
私は、ロッドは基本3年、リールは4年で更新機種がくると思っているので、それを基本に情報を観察している。だから新しい機種を購入するタイミングは、その考えをもとに、メーカーの反応を探ればいい。
買う前に自分の釣りとの相性を考える
最初に小狡いことを言ったが、ここからはもっと確実なニューロッド購入の心構えだ。
新しいロッドを買う前には、自分の釣りとの相性を、まずよく考えなければならない。筆者はライトゲームアングラーで、ほとんどジグ単の釣り。たまにプラッギングもやるという程度なので、アジングロッドならそのような釣りとのマッチングを考える。メバリングロッドはチヌからシーバスまでやるので、バッドパワーとルアーウェイトまで詰める。
もちろんリールをつけて確認
ロッドは、リールと一緒に使うものだ。だから、ニューロッド購入にあたっては、自分が使用しているリールとのマッチングを見るのも重要だ。アジングロッドは先重りするのはあまりよくないと一般に言われるので、たとえば「感度が上がる」と言われる軽すぎるロッド、軽すぎるリールとの組み合わせが正解ともいえない。
これはたとえばショアジギングでも、同じだろう。ジグを跳ね上げさせる釣りなので、あまり先重りしすぎると辛い。実は軽すぎるリールより、手元に重心がある程度残るくらいのリールをつける方が、単にリールのグレードが上がるよりも大事なのだ。
保証書の有無
ロッドには保証書が付くことが多い。「1年以内の破損ならば、これくらいの額でロッドを直しますよ」という保証書だ。ここも見ておこう。メーカーによっては、まったく付かないこともあるのでご注意を。
製品チェック
さて、釣具店で実機を買う直前まで話がいった。ここまで来たら、あとは、製品チェックだ。製品にはもちろん質にムラがあるので、できればいいものを取りたい。その確認箇所は、主にはフェルール(継ぎ目)と、竿先である。フェルールは、よほどのことがなければメーカーが製作出荷段階で見ているが、竿先はどうかわからない。他のアングラーに触られているあいだに傷んでいる可能性もある。
このときにお願いするのが、釣具店の店員さんに、竿先を曲げてもらい、負荷をかけることだ。必ず、店員さんに竿先を持ってもらおう。噂程度に聞く話だが、このとき竿先を持ったのが客だった場合、破損したときに責任を問われることがあるという(本当か?)。
以上、釣具店でロッドを選ぶ際の注意点を確認してきた。ややこしいのはネットで購入するときの考え方だが、ここでは割愛しよう。できれば釣具は実店舗で選んだ方がいい。
<井上海生/TSURINEWSライター>
The post 中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する? first appeared on TSURINEWS.
Source: TSURINEWS