- 【釣魚レシピ】夏野菜と一緒に食す「キスの酢の物」 残暑に嬉しい一品 投稿日 2021年9月21日 17:00:17 (TSURINEWS)
夏から秋にかけては、酢の物が食べたくなる季節だ。ということで、今回はキスを使った酢の物を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
酢の物のおいしい季節
サバのキズシは関西人の好む酒肴の一つであるが、他にもタコ、夏が旬のイワシなど、その時期に出回る魚を材料にすることができる。また、夏場は果菜類(実ものの野菜)が多く出回るので、これらを組み合わせて比較的手軽に酢の物を作ることができる。
8月末、大雨の濁りが取れてきたころを見計らって釣行し、15~22cmのキスの釣果を得た。また道中のスーパーで地物の小エビのボイルしたものを見つけたので購入、冷蔵庫内に残っていたオクラも使った。
釣ったキスの保存と運搬
多くのキャスター、船釣りのアングラーがそうしていると思うが、釣れたキスはクーラーにすぐ投入する。そのとき魚が氷や保冷材に直接接触しないようにビニール袋などに入れる。
キスはクーラーに入れたままで持ち帰る。遠くに釣行して一泊するような場合は、途中で氷を買い足してクーラーに入れる。冬場なら、クーラーに入る大きめの板氷1本で十分持たせることができる。
自宅でのキスの下処理
キスの下処理は、鱗を取り、内臓をきれいに取る。このあと、3枚にさばく。包丁を寝かせて腹骨も取る。今回は血合い骨のある部分をカットして上身と腹身に分けた。皮の部分は風味があるのでそのまま使用する。
キスの酢の物材量
・キス3~4匹
・ボイル小エビ4~5匹
・オクラ3本
・梅干し2~3個
・カンタン酢
キスの酢の物調理手順
では、調理手順を紹介したい。
1、皮目をあぶる
皮を付けたままの細長い切身を2~3本並べて串を打つ。串を持って皮目の表面をガスレンジの炎で軽くあぶる。皮にごく軽く焦げ目がつき、皮の下に火が通ったらすぐに火からおろし、串を抜いて食べやすい大きさに包丁で切り、ラップをして冷蔵庫に入れる。
2、エビとオクラの下ごしらえ
ボイル済みの小エビは、頭を取って皮をむき、身だけを取り出しておく。オクラは洗ってへたを取り、食べやすい大きさに輪切りに。その後沸騰した湯に短時間くぐらせすぐ冷水でさまし、水気を切っておく。この方法できれいな緑色がよく保たれ、また、粘りを少し抑えることができる。
むいた小エビと下ごしらえしたオクラは、すぐ冷蔵庫に入れる。
3、調味酢の調製
今回も、市販の調味酢をアレンジして使った。まず、シソ漬の梅干し2~3個の皮を取り除き、果肉の部分を包丁でつぶしてペースト状にする。ここに市販の調味酢を梅干しのペーストとほぼ同量加え、よくかき混ぜて調味酢を作る。できた調味酢は冷蔵庫で冷やしておく。
4、盛り付け
小鉢にあぶったキスの身を、真ん中が高くなるようにこんもりと盛り付け、周りにオクラの輪切りとエビのむき身を彩りよくあしらう。上から冷やしておいた梅肉入りの調味酢をかければできあがり。
キスは皮をあぶっただけの半生なので、調理後はすぐ食べる方がいい。
余った刺身のアレンジにも
キスの良型が数多く釣れた時、アングラーならできるだけ早くさばいて刺し身で食べたいものであるが、刺し身ばかりだと飽きてしまう。そんなとき、冷蔵庫の野菜を使って酢の物を作ると目先がかわっておいしくいただける。特にキスは皮目に味があるが、皮は結構硬いので刺身だと食べにくい。そんな時皮目を軽くあぶると食感もよくなり、一風変わった感じになるので面白い。
この方法は刺し身が余った時にも応用できる。また、アジやツバスなどの青背の魚にも転用が効くと思う。
<牧野博/TSURINEWSライター>
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